高血圧が気になる方に朗報。黒酢が血圧を下げるメカニズムにとは。


黒酢には優れた血流改善作用があります。それだけでも十分に心疾患や脳血管疾患のリスクを抑える要因に成り得ますが、じつはもう1つ、血管に対する有効な効果があります。

それは血圧を下げること。高血圧の人に朗報な、黒酢の血圧を下げる効果について現役医師が説明します。

高血圧とはどういう状態?

高血圧とはその名の通り、血圧の高い状態を指します。定義としては
至適血圧:120/80mmHg未満
正常血圧:130/85mmHg未満
正常値高血圧:130-139/85-89
までが正常値で、これより上の数字となってしまうと「高血圧」と診断されます。
血圧計
高血圧の最も恐ろしい点は「自覚症状がないこと」です。例えば肥満や糖尿病といった他の生活習慣病の場合だと、見た目や自覚症状に如実に表れます。しかし高血圧の場合、数字で測るほか自覚する術が少なく、気づいたときには症状が進んでいるということになりかねません。

さらに高血圧は心疾患や脳血管疾患と言った血管の病気の非常に高いリスクになります。例えば心臓病の場合でいうと、高血圧な状態にある人は正常な血圧値である人の約3倍のリスクとなります。

(ちなみに高血圧に脂質異常症が加わると心疾患を引き起こすリスクが12倍になります。黒酢は血流の中の中性脂肪を減らす作用もあるのでこちらにも効果的です)

どうして黒酢が血圧を下げる効果があるの?

ではなぜ黒酢に血圧を下げる効果があるのでしょうか?それは黒酢に含まれている酢酸に秘密があります。酢酸とはその名の通り、酢に含有される酸です。有機酸と呼ばれる酸の一種で血液の浄化作用や腸内環境の改善、エネルギーの生産などの役割を期待できます。

黒酢の中に含まれる酢酸を摂取し、その酢酸が代謝されると「アデノシン」という物質になります。このアデノシンは血管を拡張する作用があり、摂取することで血液の循環が容易になり血圧が下がります。
某メーカーと大学の研究機関との合同研究で黒酢を飲用することで6週間後には血圧が正常値に戻ったという研究結果も出ています。

こんな人におすすめ

黒酢は既に血圧が既に高血圧の値になってしまっている人にも効果があるようです。そのため、健康診断などで高血圧の診断をされた人におすすめです。また、健康診断では高血圧と診断されていなくても、外食などが多く塩分をよく摂ってしまうという高血圧予備軍の人には予防のため非常におすすめです。

効果をアップさせる摂り方

現代の日本人の食生活は血圧が上がりやすいものです。そのため黒酢を飲むにしろ、その効果を最大限に発揮させたいものだと思います。「血圧」に着眼して効果をアップさせる摂り方を紹介していきます。

黒酢の摂取は毎食後に

黒酢の血圧を下げる効果を発揮するためには一日30ccほどの黒酢の摂取が必要です。ただし黒酢に含まれている酢酸、クエン酸といった有機酸は胃に対する刺激作用もあるため、こまめに摂取した方がよいでしょう。

毎食後に10ccほどの黒酢を摂取することで血圧を下げる効果を期待できます。

就寝前は特に水をたっぷりと

1で毎食後に黒酢を飲むといいも前述しましたが、寝る前の夕食などの時摂取する分はたっぷりの水で希釈して飲むとよいでしょう。就寝中は知らず知らずのうちに汗をかきます。そのため血液中の水分量が減り、ドロドロとした血液になります。

そうすると血液の粘性が減り、全身に循環させるために心臓の力をさらに使うことになり高血圧を促進させます。就寝前の摂取の際は水と一緒にたっぷりと、ということを覚えておきましょう。

きれいな血液の味方!魚と納豆

黒酢は血管を拡張し、血流をよくすることで血圧を下げる効果があります。それと同時に重要なことは血液自体をサラサラとした粘性の高い状態に保つことです。黒酢自体も血液をサラサラに保つ作用はありますが、さらに同時に効果的な食べ物を摂取することで相乗効果を狙うことが大事です。

特におすすめしたいのが魚と納豆です。魚に含まれるDHA、EPAという脂と納豆に含まれるナットウキナーゼという成分は血栓を解かしたり血液をサラサラにしたりする効果があります。これらを一緒に取り入れることで効果はさらに上がります。(中華あんかけなど調味料として黒酢を使用するのもおすすめです)

まとめ

高血圧は自覚症状がないのにも関わらず脳血管疾患や心疾患と言った致命的な疾病の原因となります。黒酢に含まれる主成分、酢酸は体内で代謝される際に「アデノシン」という物質に変わります。このアデノシンが血管を拡張することにより、血流をよくすることで血圧を下げる効果があります。

黒酢、及び酢酸で高血圧が改善される効果は大学の研究機関によって解明されており非常に信頼性の高いものになっています。すでに高血圧の状態にある人が6週間ほどの継続した摂取によって高血圧の改善傾向にあるということなので、健康診断などで高血圧、高血圧予備軍と診断された人も継続的な摂取で改善される可能性があります。

ぜひ高血圧に悩んでいる人はまず6週間継続して摂取してみることをおすすめします。