黒酢に血液サラサラ効果をもたらす2つの成分とは


ドロドロな血液は心疾患や脳血管疾患を引き起こす原因となります。心疾患や脳血管疾患は日本人の死因の上位を占めるので、意識して予防したい病気です。黒酢はドロドロな血液を改善する作用があるため、それらの病気の予防にも役立ちます。

どうして血液がドロドロになるの?

血液サラサラそもそも血液がドロドロな状態とはどのようなものなのでしょうか?血液がドロドロな状態とは端的に言うと血流内に脂質が多い状態のことを指します。いわゆる「脂質異常症」がこれにあたります。

血液の中の中性脂肪やコレステロールの濃度が高まることで血液自体の粘性が高まり、血流が悪くなります。さらに血中のコレステロール量が多くなると血管に付着して固まり、血液の通り道も狭くします。

これらの要因で血液はドロドロになり様々な病気を引き起こします。

ドロドロ血はどんな病気を引き起こすの?

ドロドロ血は様々な病気を引き起こします。特に「動脈硬化」を誘発するのが問題となります。動脈硬化とは血管の弾力性が失われて硬くなったり、血管内に様々な物質が沈着し血管が狭くなったりすることで血液の流れが阻害されることを指します。

血流が阻害されることによって血液によって運搬される酸素や栄養素の供給が滞り臓器の機能を低下させたり、血管自体が硬くなることで破れやすくなったりします。動脈硬化は心疾患、脳血管疾患、大動脈瘤などの致命的な病気を発生させるリスクを非常に高めます。

黒酢はどうして血流改善に効果的?

それではなぜ黒酢は血流改善に効果があるのでしょうか?まず一つめは豊富に含まれるアミノ酸による効果です。黒酢はアミノ酸が豊富に含まれていますが、その中の一つにアルギニンというものがあります。

アルギニンは摂取することで一酸化窒素という物質を生み出します。この一酸化窒素は血管を拡張し、動脈の弾力性を増す作用があり、高血圧の改善にも効果的です。

またアルギニンはリパーゼという酵素を活性化します。リパーゼは脂肪を分解する酵素であり、脂肪を脂肪酸へと分解することでエネルギー源として使用できるようにします。脂肪をエネルギーとして消費しやすくすることで血中脂質の減少やドロドロ血液の要因となる肥満を改善することができます。

もう一つ、黒酢は血流を改善する理由があります。それは黒酢特有の琥珀色の原因である「メラノイジン」です。メラノイジンとは黒酢の長い熟成期間の間に麹菌が「メイラード反応」によって作り出す褐色の物質です。

黒酢は熟成期間が長ければ長いほど美しい黒色になっていくようにこのメラノイジンも熟成期間に比例して増えていきます。血液内に存在する中性脂肪は酸化することにより「過酸化脂質」となり血管内の壁に血栓を作り出す原因となります。

メラノイジンは強い抗酸化作用を持ち、中性脂肪の酸化を防ぐ作用があります。そのため血流の改善に強い効果を発揮します。

黒酢はこんな人におすすめ

恐ろしいことに生活習慣病はそれぞれが関係しあい、症状を重くしていきます。例えば、動脈硬化で血液が硬くなっているところに高血圧を発症すると、血管が非常に破れやすい状況となります。

肥満は血液内の中性脂肪を増やすため脂質異常症を発生させやすくなりますし、糖尿病は動脈硬化を引き起こします。黒酢は様々な作用があるため生活習慣病予備軍の人にとてもおすすめです。

まず、先ほど述べたように黒酢を摂取することで血流改善の効果があります。また黒酢を定期的に摂取することで脂肪を燃焼しやすいダイエット効果も発生しますし、高血圧の改善にも効果的です。

また腸内環境を改善することにより血液の改善効果も発生させます。前回の健康診断で生活習慣病予備軍と診断された方はこれを機会に試してみるのはいかがでしょうか?

効果をアップさせる摂り方

血流改善目的で黒酢を摂取する際、効果をアップさせる方法があります。それは「シトルリン」を含む食品と同時に摂取することです。

前述したアルギニンの一酸化窒素を生み出す力はシトルリンを同時に摂取することで高まります。またシトルリンはウリ科の植物に多く含まれていることもあり、ビタミンCも同時に摂取することができます。ビタミンCも強い抗酸化力を持つためメラノイジンと過酸化脂質への対策となります。

まとめ

黒酢は血管を拡張するアルギニンと血中の中性脂肪の酸化を防ぐメラノイジンという2つの成分により血流の改善効果があります。また黒酢は血流改善のみならず、高血圧の改善やダイエット効果もあり生活習慣病を予防するために非常に高い効果を発揮する食品です。

血流改善のみに着眼するとウリ科の植物と一緒に摂取すると効果が上がるため、生活習慣病予防のためにはじめてみるのもよいでしょう。生活習慣病はその名のとおり、日々の生活習慣によって発症します。

黒酢の摂取や適度な運動など予防効果のある習慣をきちんと習慣づけることが大事です。